夏のイメージづくり

夏は暑いので、暑苦しさを感じさせないものにしましょう。

色は白、青など涼やかなもの、緑やオレンジ、黄色などビビッとな色を使うと元気いっぱいな雰囲気のディスプレイになるかと思います。

風鈴やガラスの小物も夏のイメージです。

夏の風物詩もたくさんあります。思いつく限り書き出してみましょう。

風鈴、ガラス、ひまわり、すだれ、かき氷、すいか、海水浴、花火、浴衣など。

海をテーマにしたものも夏っぽいかと思います。

クリアケースや透明なプラスチックの箱などをディスプレイに使うと涼しげで良いのではないでしょうか。

基本、夏は涼しさを感じさせるディスプレイにすると良いかと思います。

ビー玉やカラーストーンなどで、透け感のあるものを彩りに使うのも爽やかさが出るかと思います。

全体的にブルー系にすると夏っぽいです。

素材も麻や麦わら帽子やすだれのようなものを使うのも涼しさを演出してくれるかと思います。

花はひまわりがわかりやすいのかもしれませんね。

暑苦しさを感じさせないように注意しながら、商品を陳列してください。

今の日本の夏は強烈に暑くなりましたから、店舗全体を涼しくみえるようにレイアウトを変えるということも考えてみるのも良いかと思います。

また、夏は東京オリンピックが開かれるということもあり、外国からのお客さまへのアプローチとして花火や浴衣、夏祭りというような和風を前面に押し出すのも良いかもしれません。

基本は商品を売ることです。商品が暑苦しくなっては元も子もありません。

夏仕様の商品があるならばそれを目立つように、また季節に関係ないものなら、暑い夏でどう使うかという提案をしてみると、お客さまの目に新鮮に映るのではないかと思います。

夏はどうしても売上が落ちると言います。創意工夫で涼しげ店舗にしてお客さまを呼び込みましょう。

 

メリハリをつける

お客さまに商品に興味を持ってもらうために陳列するのですから、適当に並べるなんてことがないようにしましょう。

大人気の格安洋品店では、お客さまの方で雑多な商品陳列の中から宝物を探すということがあるそうです。また、宝探しを楽しんでもらうために雑多にダンボールごと置いているというお店もあります。

個人がやってしまうと掃除してなさそうな感じだけが残って、お客さまが逃げてしまうかもしれません。

店舗を出す前に、またはリフォームする前に、好きなお店、参考にしたいお店をたくさん見ておくことはとても大事になってきます。

陳列はメリハリをつけるのが基本です。よそのお店や雑誌などをみて、メリハリのある陳列を考えてみましょう。

「見せ場」になる場所を作って、目立つようなディスプレイをします。

例えば、雑貨店なら可愛いカゴに石鹸やバスボムなどバスグッズをひとまとめにして提案するのも良いと思います。

ライフスタイルを提案するということで、何かのシーンやシーズンを見せていくというのもいいかと思います。

手紙を書くという設定で、商品を選んでレイアウトしたり、入学式の一式など、「見せ場」になるものを作っていきます。

そこはお客さまにとっては「買う場」になるわけですから、事前にマーケティングした人たちにアピールしたら良いかと思います。

郊外の若い家族がターゲットなのか、高齢者が多い街なのかでも、一押しの商品や手にとってもらえる商品は違います。

同じシーンを見せていくにしても、町の客層によっては価格設定も違ってきますし、商品の内容も違ってくるはずです。

どんなに素敵にレイアウトしても、手にとってもらわなければ意味がありません。

お客さまに手にとって買ってもらうということを頭に入れて「見せ場」を作っていきましょう。

 

費用の計算

開業したい店舗の規模や、業務を依頼するデザイン会社、また、デザイナーによって様々であり、予算を立てる上で厄介であると言えるのが、店舗デザインにかかる費用ではないでしょうか。会社や、個人によって差はありますが、一般的には、坪数と単価をかけた数字か、工事費用の約1割くらいという2つのパターンであると考えておくと良いでしょう。しかし、このような計算式で計算し、予算を立てていたとしても、実際に店舗の工事が始まると、予想以上に大掛かりな作業となってしまう可能性も無いとは言えないでしょう。あまり際どい予算を組んでしまうと、結果的に予算を上まってしまった場合、開業後の運営に大きく響いてくると言えるでしょう。このようなことをできるだけ回避するためにも、デザイナーさんにはわかる限りの情報を共有し、自身の気になっていることなどについては、遠慮なく相談しておくことがオススメでしょう。お互いの不明な点をクリアにしておくことで、理想のデザインと実際の店舗のギャップを少しでもなくすことができるのでは無いでしょうか。イメージが違ったというようなトラブルが起こらないよう、しっかりと自身の希望を伝えておくことが望ましいでしょう。また、経験豊富なデザイナーさんであれば、細かな予算なども包み隠さずに伝え、費用を抑えつつ、希望にそうようなデザインのアイディアなどを質問して行くことも良いでしょう。自身のこだわりにとらわれ過ぎてしまうと、実際に出来上がった空間とマッチしない素材であったりする可能性も否定できません。費用面のためにも、何よりお店のためにも、店舗デザインは任せっきりにせず、積極的に関わって行くことが、理想のお店を作るポイントと言えるのではないでしょうか。

リースと割賦

店舗の開業にあたり、資金繰りを安定させるための策として、リースと割賦を活用するという方法があげられるようです。これは、施工時だけのメリットではなく、施工後も多くのメリットがあるとされるため、検討しても損はないと言えるのではないでしょうか。まず一番のメリットとして、リースにより購入資金を抑えるため、その分の費用を運転資金や事業資金に充当できると言えるでしょう。例えば、内装工事の費用や、機械設備の購入資金をリースにて調達できれば、開業時に不安のない運転資金を確保しておくことが可能と言えるでしょう。二つめのメリットは、適切な期間に利用すれば、機械設備の老朽化を免れると言えるでしょう。近年、技術革新の目覚ましい機械設備は、耐用年数に満たないうちに旧式化してしまうと言った可能性も考えられるでしょう。しかし、リース期間を適切に設定することで、常に最新の機械設備を使用することが可能と言えるのではないでしょうか。つまり、購入による機械設備の陳腐化や老朽化を初めから回避することができると言えるでしょう。さらに、三つ目のメリットとして、リース料は経費として処理できるため、経理事務の負担を軽減できると言った点も挙げられるでしょう。つまり、予算枠ではない機械設備であっても、必要な時に導入するということが可能と言えるでしょう。また、機械設備を購入した際に必要となる、減価償却、固定資産税の申告納付、保険契約、資産処分等と言った事務手続きは一切必要ないとされています。支払いはリース料のみのため、経理事務の負担を大幅に軽減できるというのも大きなメリットと言えるのではないでしょうか。是非、店舗デザインの際、こう言った検討も合わせて行えると良いのではないでしょうか。

デザインの知的財産権

知的財産権の認知がますます高まっている昨今、店舗デザインにもその波が押し寄せており、注意が必要です。

 

デザインを依頼する際、自分の気に入った他店の内装を写真におさめ、デザイナーに説明資料として提示することも珍しくありません。
ただ全てを真似てよいわけでもなさそうです。
特許庁はデザインに纏わる知的財産権を保護する意匠権に関して、その対象を広げる方針を打ち出しました。店舗の内装、外装にも知的財産権が発生するというわけです。

 

意匠権は現在、家電などの製品のデザインを保護していますが、その他のデザインには及んでいませんでした。

これまで日本の優れた店舗デザインが海外の事業者に盗まれる案件がたびたび起こっていたのは周知のとおりです。
悪質な模倣を防ぐことで、メイドインジャパンのブランド力向上がさらに期待できるとの見込みから、このような動きが加速しているものと思われます。順調なら2019年の通常国会で意匠法改正案の提出が見込まれます。

 

欧米の企業はパソコンやコーヒーといった商品のブランド化に成功する一方、それらを販売する店舗のデザインを独創性豊かなものにして、洗練された商品とのイメージを日本の消費者に植えつけてきました。
店舗デザインがブランドの強化に大きく貢献しているのです。

欧米では店舗の内外装も知的財産として保護されており、日本も追随することになりました。
かつて東京地裁は不正競争防止法に則り、某企業の店舗デザインが広く周知されている場合、他企業がそのデザインを用いることは認められないとの仮処分を下しました。
意匠法の改正によって、周知性に関わらずデザインが保護される可能性があります。

店舗デザインの実際

デザインの依頼先は設計事務所です。事務所が抱えるデザイナーが内装をイメージして図面を作成します。この図面が施工会社に渡るといよいよ工事が始まります。

 

設計事務所は各々に特徴があり、住宅のデザインに詳しい事務所もあれば、商業施設にデザインに特化した事務所もあります。
また長年飲食店のデザインを請け負っている事務所のような専門色の濃い業者もあれば、内装のみならず、ロゴやパッケージデザインまで総合的に提供する事務所も存在します。

ところで設計士と建築士とは異なります。建築士はグラウンドの上に建物を建築する時点から関わる職で、専門職としての資格を要します。それに対し、設計士(デザイナー)は建築物の内装のデザインを手掛ける限りにおいて、資格を要しません。

 

店舗を完成させるまでのプロセスとしては、まず設計会社と打ち合わせをします。店舗経営者はコンセプトと予算を伝えます。

次に打ち合わせの内容をデザイナーがスケッチし、3Dとして具現化します。この時、イメージとの齟齬が無いか、経営者とデザイナーとが頻繁に確認し合います。デザインがイメージに合致したものであっても、経営者として予算オーバーの思案は却下することもあるでしょう。

またデザインの依頼に慣れている経営者の場合は特にデザインコンペを行うことも多いようです。いくつかのデザイン事務所にイメージを伝えてそれぞれにスケッチ代とパース代のみを支払い、その中から最適なデザインを選択した上で正式に契約するのです。

 

続いての段階はデザインの具体的な設計への落とし込みです。
ここではデザイナーも自己満足の設計に執心することはできず、あくまでも予算内で素材等を選定し、設計図を練り上げます。

この設計図を施工会社に回すのですが、施工会社はデザイン会社が紹介してくれることが多くあります。
もちろん経営者自身のつてで選ぶこともできますが、幾つかの施工会社を比較検討する際に、見積もりを正しく読み取れる経営者は多くありません。

居抜き物件のデメリット

居抜き物件を借りて開業する場合、思わぬ落とし穴に四苦八苦する新借主・購入者も少なくありません。

例えば飲食店を開こうと考えているのに、ガスや電気の容量が足りなくて困ることもあります。
その場合は当然ながら設備の新設工事が必要になります。
この工事費用は馬鹿にできません。自分で調べることが叶わなければ、忘れずに業者に調査をお願いしましょう。

飲食店やカフェを開業する場合、厨房区画の設計は命綱ともいえます。居抜き物件を利用する場合、グリストラップや水道管をどう配備するのかという開店後のイメージに合わせたリフォーム工事が行われますが、現状とイメージとの齟齬が複雑であればあるほど、工事費用は跳ね上がります。変更の仕方に他の選択肢はないのか、本当に変更する必要があるのか等、深慮することは欠かせません。この時点で居抜き物件からスケルトン物件に変更を余儀なくされる人もいるでしょう。

飲食店であれば厨房機器が問題なく使用できるかどうかはチェックする必要があります。
前の所有者が譲り渡すほどの中古品なのですから当然です。購入時は問題なく作動したのに、数か月後に全く動かなくなるようなケースもあります。大事なことは、年季の入った設備であれば、前の所有者にその使用年数を尋ねておくことです。プロが使用する調理器具等は、凡の使用可能年数が割り出せます。

さて、居抜き物件の陥穽ともいえるのが、その物件がなぜ居抜きなのかという点です。
売り手が前の店の悪評を包み隠さず伝えることなどまずありません。その店の評判がどうであったのかは、購入者自身が調べなければなりません。近所の方や不動産業者が評判を掴んでいることもあります。

照明いろいろ

照明プランを考えるときのポイントを見ていきましょう。

照明は、店舗デザインの肝といえます。
雰囲気、居心地はもちろん、料理や商品を美しく見せてくれます。
現在はSNSに投稿されることが売上に大きく貢献してくれる時代。
店や料理、商品の見た目は何よりも大切であり、照明はそれらを照らし出すだけでなく、店舗の将来も握っているといえるでしょう。

ではどんなところを気にして照明を選べばいいのでしょうか。
まず「明るさ(照度)」です。
Lux(ルクス)で表します。例えば、レストランでゆったりと食事の場合は、500Luxほどに設定しましょう。バーならばもう少し暗くて300Lux。
ファミリー向けのお店なら明るく700Luxすると良いでしょう。
それから、色温度。K(ケルビン)という単位で表されます。
色温度が高い(太陽光5000K)と清潔感を感じ、集中力が高まる効果もあります。
低い(白熱電球・ろうそく2000K)とリラックス目的の飲食店とだいだい分けることができます。
低い色温度だと温かみを感じ、なおかつ料理も美味しそうに見えます。

照明度、色温度を理解し、店舗の目的別に照明を考えていくと、より具体的なプランを立てることができます。

例えば厨房などは、色温度を高めに設定し料理づくりに集中してもらうとか、反対に客席はグッと照明度と色温度を落としてリラックスしてもらう。
ランチの場合だと、色温度を高くし、明るさを強くするというプランも考えられます。
反対に色温度を低くし、暗めの照明を使えばゆったりとした空間を演出することも可能です。他にもバーカウンター、ムードたっぷりな客席と間接照明、ダウンライト、キャンドルライトなど、いろいろな方法を組み合わせて、店舗の空間を自在に演出することが可能です。

照明を自在に操りましょう。